いいな
これは声優さん最高に楽しかっただろうなー、などと
まだ本格的にこの「ダルいウザい」系の喋り方のいい作品ってなかったよね
千春の話し方とかマジで今すぐここから消えろって思う(褒め言葉)
でもこれが本流になってもいいはずだよなあ
しかも、わしのようないい歳の古のオタクが見てもそんなに抵抗なく楽しめる、ってのは、これは脚本やら演出やら骨太にした人たちがそうとう上手い気がするぞ
あと普通に内容がおもしろくて、コンセプト重視の原作から急に跳ねたなあと
あんまり顔合わせんなって、あーしらじゃ想像つかないような修羅場で生きてる人たちなんだから
–> スピード違反・公務執行妨害・警察車両爆破
–> (あいつらやべえぞ) の流れはめっちゃウケたわ
砂糖の不法所持とかリアルだよなー
あとトイレで前髪いじってる男の子達ほんと多いんだよなー(2話)、しかもそんで手洗わないんだよね、みんな
手を洗う代わりに指先一瞬濡らして髪いじって出てくんだよな、その手おしっこまみれだっつーのに
マキナが育ちいいのもなんとなく出自の想像がついておもしろい
自分が一番まともって思ってるがあの中で一番やばい(躊躇なく警察に発砲するし、しかもちょっとぶつかった程度の罪悪感で人のせいにする)、実際そこそこまともなんだけど、肝心なところがだいぶゆるいっていう、内と外の判定とその「外」にやっていいことのラインが超ガバガバ、そんで外側から内側判定になった瞬間、距離が突然ゼロになるっていうね
死のうが何しようがクソどうでもいい外のやつと、ズッ友(古い)の二択くらいしかない、目盛りが2つくらいしかついてないポンコツ物差し
高性能AIっぽく見せかけといて、人間関係if文女
クソダル警官から、理屈は粗いけど突き詰めれば的を得ているガチ目のお説教をされても、全く聞いてなかったしな
番長のでかい女は完全にあれや、むちまろワールドのコルア&鷹香って感じ、いいよな(あっちもなんかアニメのクオリティ高そうだったな、アニメかあ、ん?TVアニメ?テレビ見なくなったからわからんけど深夜枠って今もあんの?本屋さんで漫画買うのめっちゃ恥ずかしかったんだけど、とは思ったけど、随分売れてるっぽいからまあそりゃそうなのかと、個人的には「世が余なら」が好きだったから複雑なんだけど)
世界観がすげーいい感じ
昭和な終わり方も面白いね
わしらは散々見たけど、今の若い子は「マットな画質で止まるやつ(昔のドラマ色々)」とか「止めて引く(シティハンター)」とか「なんかいいタイミングでED曲が流れ始める(サイバーフォーミュラ、SEEDとか多数)」とか、あんまり知らないもんね多分
てかおれも正直リアタイではないかもしれない
そういやあそこらへんの演出って輸出されてんのかなあ
なんとなく、画面が止まるやつは輸入品なのかなとは思うけど、止めて引くとか音楽先出しは割と日本特有だったりしないのかな
あとなんか、ファッションやら何やら、世代が一周して80年台くらいののリメイクだらけになったけど、「ダルい」感じがかっこいい、みんな揃って「ダルそう」にしてる、みたいなのも、完全にウチらの上の世代かもひとつ上の世代、おじさんおばさんやおじいちゃんおばあちゃんくらいとそっくりだよなあ
あの時代だと、シラける、サムい、シャバいとか言ってたらしいけど、ショート丈・ボリュームシルエットのファッションとセットで全くそっくり保持繰り返してる感じ
なんなら音楽とかも当時のやつちょいちょい持ってきてるしね
前回の投稿の、ガンダムWのリメイク?続編?の話じゃないけど、ちょうどそのデザインを謳歌した世代が引退するタイミングで、同じこと繰り返すんだなあ、と
ということは多分、ビジネス関係者の仕込みの仕業によるデザインの使い回しなのかな、あるいは、経済衰退後の虚無感と連動しているのか、未来の不安に対する完全な防衛状態になってるのも多分似ている(過搾取・ケアなしの中高年労働者層の方が絶望的な気もするけど)
まあファッション、音楽、アニメの演出あたりの使い回しは意図的だよな、そうでなくても、あ、これ見たことあるわーってのは歳のせいもあって増えていく
さておき、ミルキーサブウェイはキャラのデザインや質感的にも英語圏に全然入っていけそうだよなあ
これはすごいもん作ったなあ
ちょうど今世の中が気に入りそうなものを見事に集めてきて網羅して、しかも崩れてない感じが、すげえ超絶器用なデザインだなあって感じがする
あとナラティブ臭くないのがすごく良い、それは純粋に作品を楽しめるかどうかで超得点高い、よくやった